top of page

Information

 
浅田次郎「大名倒産」挿絵 | unoshinya.com
浅田次郎「大名倒産」挿絵 | unoshinya.com

「大名倒産」映画公開

2016年〜2019年までの四年間、月刊誌「文藝春秋」にて連載され、挿絵を担当した浅田次郎氏著「大名倒産」が映画化されました。主演はNHK朝ドラ「らんまん」の神木隆之介さん。6月23日から全国公開とのことです。

浅田次郎「大名倒産」挿絵 | unoshinya.com
浅田次郎「大名倒産」挿絵 | unoshinya.com
浅田次郎「大名倒産」挿絵 | unoshinya.com
浅田次郎「大名倒産」挿絵 | unoshinya.com

column

 

 装丁画は装丁デザイナーによって文字を乗せたりトリミングされて最終的な完成形に至りますがイラストレーターは文字が乗り、デザインされることを想定しつつも「絵画」として一旦の完成を仕上げねばなりません。

下絵の段階でデザインをつけてくれる場合もありますが本番で変わることはざらにあるので「どうせここは文字で隠れるから」とおざなりに描く訳にはいきません。なのでしっかり描き上げますが丹精込めて描いた箇所が文字やトリミングで隠れてしまうとやはり一抹の寂しさは感じてしまいます。(すぐに忘れますが。)

 最近の作品で背表紙の部分に当たる箇所をデザイン上、隠したものが続きました。別に非難しているわけではなく、本として素晴らしい仕上がりになったと満足しております。ここは誤解なきよう!ただ絵画として誰にも知られず消えていくのが少し寂しかったのでHP上に載せてみようと思った次第です。(仕事が終わると原画は押し入れに仕舞って見ることがないので自分でも忘れてしまいます。)単行本の装丁画はグルっと本全体に巻くので一枚絵としてみられる機会があまりありませんが元々はこうなっているんだとご覧いただけたらうれしいです。HPの「単行本装丁画」に装丁された作品が載っていますので見比べてみてください。

新潮社「厳島」装丁画 | unoshinya.com

新潮社
​「厳島」​武内涼

新潮社「厳島」原画 | unoshinya.com
実業之日本社「家康の血筋」装丁画 | unoshinya.com

実業之日本社
​「家康の血筋」​近衛龍春

実業之日本社「家康の血筋」原画 | unoshinya.com
bottom of page